子どもがごはんをなかなか食べてくれなかったり、だんだんと食べムラが出てきたりすると、ちゃんと栄養を摂れているのか心配になりますよね。
まだ離乳食のうちはそれほど味付けはしないけれど、赤ちゃんによって食材の食感や風味などの好みがあります。
幼児食を食べる頃になると、食べることよりも遊ぶことに興味が出てくる子も多いですよね。
子どもの成長のためにも、ちゃんと食べて欲しいなと心配に思うのが親心です
そんなときは、いつもの離乳食や幼児食にちょい足しするだけで栄養が少しアップしたり、味が変わって食べやすくなる食材を活用するのがおすすめです。
できあがった離乳食や幼児食の上にふりかけたり、混ぜ込んだりするだけで使えるので、簡単に取り入れやすいのも魅力的です。
子どもの離乳食や幼児食だけでなく、大人の食事にも活用できますよ。
離乳食や幼児食にちょい足し!栄養アップにおすすめ食材
子どもの食事が進まないときや、食べムラがひどくなってきたときに、簡単にちょい足しできる食材をいつもの離乳食や幼児食にプラスしてみてはいかがでしょうか。
栄養がアップするだけでなく、味や食感が変わって、ちょっと食べやすくなるかもしれません。
スーパーでも買える身近な食材を10個紹介します。
好みに合わせて、いろいろ試してみてくださいね
きなこ
きなこは、お粥や丸めたごはんにまぶしたり、ヨーグルトに混ぜたりすると食べやすくなります。
きなこに含まれる栄養素から、特に次のような効果が期待できます。
- タンパク質やビタミンB群による成長と発育のサポート。
- 鉄による赤血球の生成と酸素を全身に運ぶ働きをサポート。特に成長が著しい乳幼児は鉄分が不足しがちなので、積極的に摂取したい栄養素です。
- カルシウムによる骨や歯は形成や、正常な骨密度の維持や成長を助ける働き。
青のり
青のりはお粥やごはん、うどんなどの主食のほかに野菜や魚などに振りかけたり、おやきに混ぜ込んでも風味があっておいしくなります。
青のりに含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- カルシウムによる骨や歯の形成と健康維持
- 鉄による貧血予防
- 青のりに含まれるタンパク質やビタミンB群による、栄養バランスの向上
かつお節
かつお節もお粥やごはん、野菜に振りかけたり、かつお節から出汁をとったりします。
かつお節に含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- かつお節にはタンパク質やビタミンB群、ミネラルが含まれており、食事の栄養バランスを向上
- かつお節に含まれるビタミンCが鉄の吸収を促進するため、鉄分を多く含む食材との組み合わせによって鉄吸収をサポート
- かつお節は独特の風味と旨みをもたらし、料理に深みとコクを加える
ごま
お粥やごはんにかけたり、野菜と和えたり魚や肉にかけても風味が出ておいしくなりますよ。
離乳食の最初のうちはすりごまがおすすめです
ごまに含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- ごまに含まれる不飽和脂肪酸による、心血管疾患のリスクを低減する効果
- カルシウムは、骨や歯の形成と健康をサポート
- 鉄による貧血の予防
海苔
海苔はそのままだと張り付いて食べにくいので、最初のうちはお粥やスープに溶かしてあげましょう。
小さいおにぎりを作ったり、うどんやおやきなどに刻み海苔をかけるのも風味があっておいしくなります
おにぎりや巻きずしなど海苔をそのまま使う場合は、おろし金などに押し当てて小さい穴をたくさん開けると噛みちぎりやすくなります。
海苔に含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- 海苔に豊富に含まれるカルシウムやヨウ素などのミネラルは、健康な骨や甲状腺の機能をサポート
- 海苔に含まれるビタミンCが鉄の吸収を促進
- ビタミンB群はエネルギー生産に関与し、健康的なエネルギー供給をサポート
桜えび
桜えびは、細かく刻んで混ぜお粥やごはんに混ぜたり、野菜とあえたり、おやきやうどんに入れても美味しいです。
スープに入れるといい出汁も出ます
桜えびに含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- 桜えびはタンパク質の良い供給源であり、成長や細胞修復に必要な栄養素を提供
- カルシウムや鉄などのミネラルによる、骨や歯の健康、血液の酸素運搬、免疫機能のサポート
- 桜えびは独特の風味や食感を持ち、料理に深みや香りを加える
すりおろした果物
すりおろした果物を甘み付けとして野菜と和えたり、ヨーグルトやお粥を混ぜてもおいしいです。
すりおろした果物に含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- 果物はビタミン（ビタミンC、ビタミンAなど）やミネラル（カリウム、マグネシウムなど）を豊富に含んでいるので、栄養素は免疫機能の強化、骨や歯の健康、細胞の成長と修復に効果的
- 果物に多く含まれる食物繊維により、消化の促進や腸内環境の改善に役立つ。すりおろした果物を使用することで、さらに食物繊維の摂取効率アップ。
- 料理やデザートに風味と甘味を加える
しらす
しらすはペースト状にしてお粥に混ぜたり、野菜と和えたり豆腐にのせたりおやきにしたり、いろいろな食べ方ができます。
おにぎりの具にもぴったりです
塩味を活かして料理の味付けにも使えます。
しらすに含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- タンパク質が豊富で、成長や筋肉の修復をサポート
- カルシウムとビタミンDは、骨の健康維持を助ける
- ミネラルは、細胞機能や免疫機能に役立つ
納豆
納豆は離乳食の最初のうちは細かく刻み、お粥に混ぜたり野菜と和えると食材にとろみがついて食べやすくなります。
ごはんの上にのせればごはんのおかずになるし、おやきにするとつかみ食べ期でも食べやすいです
納豆に含まれる栄養素からは、次のような効果が期待できます。
- 納豆は重要な植物性タンパク質源
- ビタミンB群により、エネルギー生産や神経機能のサポート
- 納豆に含まれるミネラルは、骨の健康や酸素運搬、免疫機能のサポートに役立つ
粉ミルク
粉ミルクはミルクとして飲むだけでなく、その甘みを活かしてお粥やパン粥に入れたり、野菜を煮たり、いろいろな使い方ができます。
粉ミルクは栄養満点なので、離乳食を進めていて少し栄養が気になるときは料理に使うのがおすすめです
粉ミルクには赤ちゃんに必要な栄養がまんべんなく含まれています。
鉄分の補給にも粉ミルクが役に立ちますよ。
「離乳食や幼児食にちょい足しで栄養アップや味変ができるおすすめ食材」まとめ
【食事にちょい足しおすすめ食材】
- きなこ
- 青のり
- かつお節
- ごま
- 海苔
- 桜えび
- すりおろした果物
- しらす
- 納豆
- 粉ミルク
子どもがごはんを食べてくれなかったり栄養不足が気になるときには、いつもの食事にちょい足ししてみてはいかがでしょうか。
栄養化がアップするだけでなく、味や食感、風味が変わることで、少し食べやすくなるかもしれません。
育児は日々トライ・アンド・エラーの連続ですよね
ぜひこの記事も参考にしてみてくださいね。
