パスポート写真にはしっかりと規格があるので、赤ちゃんや小さな子どものパスポート写真を撮るのは至難の業ですよね。
それでもパスポートを申請するためには撮る必要があるので、動き回る赤ちゃんや子どものパスポート写真の撮り方のコツや注意点を紹介します。
また、赤ちゃんのパスポート申請に必要な書類も紹介するので、参考にしてみてください。

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赤ちゃんのパスポート写真の撮り方!注意点も紹介

我が家の子どもたちは、iPhoneで撮影した写真をパスポート写真として使いました。

ちなみに、大人も同じ方法で撮影しパスポート写真として使うことができました
まずはパスポート用に使える写真の規格と、写真の撮り方を説明しますね。
パスポートで使う写真の規格は?
まず最初に、パスポートで使用できる写真には決められた規格があります。

それを満たさないとパスポートの申請をしても撮り直しになってしまい、パスポート作成に時間がかかってしまいます
スムーズにパスポートの申請ができるように、事前に写真の規格をしっかり確認してから、パスポート用の写真を作りましょう。
- 本人のみが写っている
- 6ヶ月以内に撮影したもの
- 正面、無帽、無背景のもの
- 縦45mm×横35mm(フチなし)
- 焦点があっている
- 影がない
- 顔の縦の長さは写真縦の70~80%(34±2mm)である
- 背景と人物の境目がはっきりしている
- 眼鏡のレンズに光が反射していない
- 平常の表情と大きく異ならない
- 前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていない
- ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの
- 写真専用紙などを使用し、画質が適切である
詳しくは外務省ホームページをご確認くださいね。
身分証として使えるパスポートですし、入国審査で顔認証システムを使う国もあり、たとえ赤ちゃんでも規格にあった写真が必要なんです。
赤ちゃんのパスポート写真はこう撮った!

写真を撮った時点で息子は10ヶ月で、無地のシーツの上にじっと寝ていることも、カメラ目線でじっと座っていることもできない月齢でした。
そこで、パスポート写真のようにかしこまった写真を撮ろう!と意気込むのをやめて、普段写真を撮るようにパスポート写真の規格を満たす写真を撮ることにしました。

結果、わたしが息子のパスポート写真に選んだ写真は、公園でレジャーシートに座っている写真です
その写真は顔はしっかりカメラ目線で真顔、正面を向いています。
規格を満たしているしこれなら使えそうと思い、その写真を編集することにしました。
ここで1つ気をつけたい点があります。
光が斜めから顔に当たると、顔半分は明るくなり、もう半分は暗くなってしまいます。
照明や太陽の光が顔の正面から当たるように、気を付けて撮りましょう。
また、顔だけのアップだと照明写真として不自然なので、お腹あたりまで写っているといいですよ。
赤ちゃんのパスポート写真の作成手順!印刷はコンビニで!

息子の写真は公園で撮ったので、背景は公園です。
このままではパスポート用写真としては使えないので、顔だけを切り抜いて無地の背景に貼り付ける必要があります。

写真編集アプリなどは使わずに、iPhoneの機能だけを使って編集しました
やり方はとても簡単です。
- カメラアプリにある写真の人物だけを長押しし、人物の輪郭が白く光ったら指を離し、コピーする
- iPhone純正アプリの「フリーボード」を開き新しいボードにコピーした写真を貼り付ける
顔が小さめに写っている写真なら、ある程度大きくなるように広げる - 顔が画面の中心になるようにして、スクリーンショットを撮る
- 「Bizi ID」というアプリをインストールする
縦45mm×横35mm「マイナンバー」を選択し、シングルタイプかファミリータイプどちらかを選択し、スクリーンショットの画像を顔が枠内に入るように調整する - コンビニでプリントする
ひとつずつ詳しく説明しますね。
1.人物を切り取る
iOS16以降で使える機能で、写真の中の人物だけをきれいに切り抜くことができます。
切り抜いた人物画像をコピーすれば、他の場所に貼り付けることができます。
2.人物の画像を貼り付ける
iPhoneのメモアプリでもいいのですがサイズ調整ができなかったので、iOS16.2から使えるiPhone純正アプリの「フリーボード」を使いました。

フリーボードの最初の設定だと背景にドットがありますが、画面上部の設定で消すことができます。
真っ白の画面に、切り抜いた人物画像を貼り付けます。
顔が小さいと証明写真作成アプリに入れたときにうまくサイズが合わなくて、引き伸ばす分画像が荒くなってしまうので、ある程度大きくしておくのがおすすめです。

ご使用のiPhoneのサイズにもよると思うので、作りながら調節してみてくださいね
3.顔写真のスクリーンショットを撮る
フリーボードに貼り付けた人物写真を適度な大きさにしたら、その画面をスクリーンショットします。
顔を中心に、肩下あたりまでが写っていれば大丈夫です。
4.Bizi IDというアプリで証明写真をつくる
無料で証明写真を作れる、Bizi IDというアプリを使います。

サイズは「マイナンバー」の縦45mm×横35mmを選択します。

シングルタイプとファミリータイプから選べますが、シングルタイプは1つの同じ画像の証明写真が4枚作成でき、ファミリータイプは4枚の証明写真分それぞれ画像を選ぶことができます。


家族で同時に作る場合はファミリータイプがおすすめです
作成は無料ですがプリントにかかる料金は、シングルタイプとファミリータイプどちらも4枚×1セットは200円、4枚×2セットは300円です。
わたしは出来上がりの証明写真の顔のサイズが不安だったので、ファミリータイプを選択し4枚それぞれ顔のサイズを変えてプリントしました。
写真を選択すると顔のサイズのガイドが出るので、それに合わせて写真の顔の大きさを調整します。
最後に「保存する」を選択し、証明写真の作成は終わりです。
5.コンビニでプリントする
ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、デイリーヤマザキ、セイコーマートにあるマルチコピー機でプリントできます。
赤ちゃんのパスポート必要書類と申請方法

赤ちゃんのパスポート申請方法は大人と同じで、各都道府県のパスポートセンターか、市区町村役所で申請できます。
必要書類はこちらです。
- 申請書
- 戸籍謄本または抄本
- 写真
- 住民票(赤ちゃんが住民登録している都道府県で申請する場合は不要)
- 本人確認書類
- 親権者の本人確認書類
申請手順は以下のとおりです。
- 必要書類を準備する
- 申請書に記入する
- 窓口で必要書類を提出、身分証を確認してパスポート申請する
- 完成したら手数料を支払い、本人が受け取りをする
12歳未満の子どもは、親が代理で申請できます。
申請手数料は6000円で、5年間有効のパスポートのみ作ることができます。
親が代理で申請できても、出来上がったパスポートを受け取るときは赤ちゃん本人も一緒に行く必要があるので、注意してくださいね。
パスポート申請に関して、最新の情報は外務省ホームページをご確認ください。
「赤ちゃんのパスポート写真の撮り方&注意点を紹介!申請方法も解説!」まとめ

- 赤ちゃんのパスポート写真はiPhoneで撮影できる
- パスポート用の写真の規格をしっかり確認しよう
どんなに小さな赤ちゃんでも、海外に行くためにはパスポートが必要です。
動き回る赤ちゃんの写真を撮るのは一苦労ですが、身分証として使う大切な写真なので上手に撮ってあげたいですよね。

ぜひ参考にしてみてくださいね