子どもの学費を貯めるため、お年玉などでいただいたお金を管理するためなど、子ども名義の銀行口座を持っている人もいると思います。
子どもが大きくなったときに、ずっと貯金してきたその口座をプレゼントするという人もいますよね
我が家の場合、子どもの分のマイナポイントをもらうためには子ども名義の銀行口座が必要ということで、これを機に開設することにしました。
しかし銀行口座と言っても、多くの銀行の中からどれを選んでいいのか迷いますよね。
大手銀行やネット銀行など数多くの銀行がある中で、我が家は子ども名義の銀行口座に楽天銀行を選びました。
この記事では、子ども名義の銀行口座に楽天銀行を選んだ理由や、楽天銀行で子ども名義の口座を開設する際の注意点、開設の手順を紹介します。
子ども名義の銀行口座開設を検討している人は、ぜひ参考にしてみてくださいね
子ども名義の口座に楽天銀行を選んだ理由5選
前述した通り、数ある銀行の中から我が家は子ども名義の銀行口座に楽天銀行を選びました。
子ども名義の銀行口座を選ぶときに考慮したことは主に2つです。
- 入金するお金はすぐに使うことはなく貯金がメイン
- 口座に入金するときの家族間でのお金の流れや、将来口座を使うようになったときの使いやすさ
その上で、楽天銀行に決定した理由を5つ紹介します。
オンラインで口座開設・口座管理ができる
楽天銀行は口座開設の手続きがオンライン上で完結し、開設後は口座の管理もアプリでできます。
わざわざ銀行の窓口に行く必要もないので、小さな子どもがいても自宅から開設手続きや口座管理ができるのはありがたいです
また、銀行によって口座を開設できる年齢に条件があり、小さい子ども名義だと口座を開設できない銀行もあります。
そして小さい子ども名義の銀行口座を開設するときは、基本的に親権者が代理で開設手続きをすることになります。
楽天銀行は0歳から口座開設ができるところも魅力的です。親権者が代理で開設手続きをする必要があるのは、12歳以下の子どもの口座です。
預金金利が高い
大手銀行の普通預金金利が0.001%の現代で、楽天銀行の普通預金金利は0.02%です。(2023年5月現在)
この数字だけで見ると決して金利が高いとは言えませんが、お金を貯めるための口座なら少しでも金利が高い方がいいですよね
楽天証券とあわせて使いやすい
我が家は少額ではありますが、楽天証券でジュニアNISAを運用しています。
ジュニアNISAは2023年で終了してしまいますが、そのまま運用を継続することができます。
すでに息子名義の楽天証券口座があるので、将来的に楽天銀行と一緒に使いやすいと思いました。
親も楽天銀行ユーザー
わたしも主人も楽天銀行をメインバンクとして使用しています。
楽天銀行間での振込手数料は無料なので、子ども名義の口座に振込をする場合にも手数料はかかりません。
アプリから振込ができるので、こちらも自宅にいながらお金の移動ができます
キャンペーンをやっている
楽天銀行では、12歳以下の子ども名義の口座を開設し期間内に入金を完了すると、1000円もらえるキャンペーンがあります。
入金する金額は1円からOKなので、達成するのにそんなにハードルは高くないと思います。
せっかく新しい口座を開設するなら、お得に開設したいですよね
楽天銀行の子ども名義口座の注意点
楽天銀行で子ども名義の銀行口座を開設するときに、少し注意したいことがあります。
1つの口座に1つのメールアドレスが必要
楽天銀行の口座は、1つのメールアドレスに1つの口座しか紐づけできません。
そのため、子ども名義口座の開設手続きをする親権者が楽天銀行の口座をすでに持っている場合は、同じメールアドレスは使用できません。
同じメールアドレスの方が管理しやすいかもしれませんが、子ども名義口座用のメールアドレスを作ったり、使用していないメールアドレスを使って登録することになります。
申込み手続きのときに登録するメールアドレスは他の口座と同じものが使用できますが、後々子ども名義口座にログインするときに別のアドレスが必要になります。
楽天証券とのマネーブリッジができない
マネーブリッジとは、楽天銀行と楽天証券を紐づけすることで受けられる優遇サービスのことです。
わたしたち大人の楽天銀行口座の場合はこのマネーブリッジを利用することで、楽天銀行の預金金利が300万円までは0.1%になったり、楽天証券での取引に応じて楽天ポイントがもらえるハッピープログラムが適用されます。
しかし、楽天証券の未成年口座(満18歳未満で未婚の人が対象)では楽天銀行とのマネーブリッジができません。
我が家もジュニアNISAを楽天証券で運用しているので、適用できたら嬉しいのにな
そのため、0.1%の預金金利やハッピープログラムは適用外になってしまいます。
一定期間使わないと休眠預金になる
楽天銀行に限らずですが、銀行口座にお金を預けたまま10年以上取引がないと、その預金は休眠預金になってしまいます。
最初に子ども名義の口座にお金を預けて、あとはほったらかしにする場合は注意が必要です。
その休眠預金は、法律によって民間の活動に活用されてしまうかもしれません。
10年以上取引がない預金は、過去の実績をみると、毎年1,200億円程度発生しています。
政府広報オンライン
こうしたお金を社会のために役立てられるように、「休眠預金等活用法(正式名称「民間公益活動を促進するための休眠預金等に係る資金の活用に関する法律」)」が、2016年12月に国会で成立し、2018年1月に施行されました。この法律は、10年間取引がない預金を「休眠預金」として、2019年1月以降に発生する「休眠預金」を、民間での公益的な活動の支援に活用するものです。
預金残高が1万円以上あれば事前にお知らせが届くようですが、うっかり休眠預金になってしまわないように、少額ずつでも入金を続けた方が良さそうです。
もし休眠預金になってしまった場合でも、手続きをすれば取り戻せるようです
贈与税がかかる場合がある
こちらも楽天銀行に限らず、贈与税は年間110万円以上贈与するときにかかります。
子ども名義の口座に貯金しておいて子どもが大きくなったときにその口座を渡す場合も、その口座に110万円以上預金があれば贈与税の対象になります。
子ども名義の口座でも管理しているのは親権者なので、贈与と判断されてしまうんです
しかし、その預金の使い道が「教育資金」や「住宅取得資金」であれば、1500万円までは非課税になります。
親権者が子ども名義の口座で貯金をする場合は、その口座の最後の使い道まで考えておく必要がありそうです。
楽天銀行の子ども名義の口座開設手順
実際に1歳の息子名義の楽天銀行口座を開設してみました。
オンライン上で簡単に手続きができて、とても便利でしたよ
画像つきで口座の開設手順を紹介します。
楽天銀行子ども名義口座開設申込み手順
楽天ママ割メンバー限定で、家族で楽天銀行口座を開設すると子ども用の口座開設とパパやママの口座開設でも、現金がもらえるキャンペーンを実施中です。
子ども用口座は1000円、パパとママの口座開設はそれぞれ1500円もらえるので、この機会に家族みんなで開設するのがおすすめですよ。
楽天ママ割は子どもがいるご家庭であれば無料で登録できる楽天のお得なサービスなので、登録しておいて損はないです
楽天ママ割を利用しない場合、楽天銀行口座開設申込みページはこちら
お客様情報には、子どもの情報を入力します。
電話番号は親の番号を入力し、メールアドレスはわたしの楽天銀行口座と紐づけしているものとは別のものを入力します。
職業は無職を選択します。
親権者の情報を入力します。
次にカードの種類が選択できるのですが、1歳の息子が選択できるのはキャッシュカードのみです。
16歳以上からデビット機能付のカードが選択できるようです。
口座の利用目的を選択します。
本人確認書類と提出方法を選択します。
住民票の写しであれば、親子で1点の提出でOKです。
それ以外の場合は、親と子それぞれ2点の本人確認書類の提出が必要です。
提出の方法は、アプリで本人確認書類の写真を送るか郵送するかで選択ができます。
これで口座開設手続きに必要な入力は終わりです。
次のページで入力事項に間違いがないか確認し、申込みは完了になります。
メールアドレス認証
次に、登録したメールアドレス宛に届いたメールのURLから、メールアドレス認証を行います。
メールに記載の登録番号やアクセスキーが必要になります。
それらを入力してログインすると、メールアドレス認証は完了です。
本人確認書類提出
本人確認書類の提出にアプリを選択したので、楽天銀行のアプリから提出します。
楽天銀行口座を管理しているアプリを開きます。
ログイン画面の下にある、「本人確認書類などを送る」を選択します。
「口座開設」を選択します。
メールに記載の登録番号とアクセスキーと生年月日を入力すると、本人確認書類提出のページが開きます。
指示に従って本人確認書類の写真を撮ります。
ちなみにアプリで本人確認書類を提出する場合は、口座開設申込み手続きで登録した本人確認書類以外にも変更ができます。
提出が完了すると、これで口座開設手続きは完了です。
すべてオンライン上で、印鑑も必要なく楽天銀行の口座開設申込み手続きができました!
ThankYouレターに従って初期設定をする
登録した住所宛にThankYouレターが届くので、それに従って口座の初期設定を行います。
ログイン画面はこちらから
ThankYouレターに記載の初期ユーザID(支店番号と口座番号を繋げた10桁の数字)と、仮ログインパスワードを入力してログインします。
ユーザID、ログインパスワード、暗証番号、ワンタイム認証用メールアドレス、合言葉を設定すると、楽天銀行の子ども名義口座の開設は完了します。
「楽天銀行で子ども名義の口座開設!選んだ理由や開設手順を説明します」まとめ
【子ども名義の銀行口座に楽天銀行を選んだ理由】
- 口座開設手続き・口座管理がオンライン上でできる
- 預金金利が0.02%ある
- 将来的に楽天証券と一緒に使いやすい
- 親も楽天銀行ユーザー
- 子ども名義口座開設キャンペーンをやっている
【楽天銀行で子ども名義口座を開設するときの注意点】
- 1つの口座に1つのメールアドレスの登録が必要
- 楽天証券とのマネーブリッジが適用外
- 一定期間使わないと休眠預金になる
- 将来贈与税が発生する可能性がある
楽天銀行の子ども名義口座開設の申込み手順は、オンライン上で完結して簡単にできた!
将来の子どものため、子どものマネーリテラシーを養うためなど、子ども名義の銀行口座の使い方はご家庭それぞれだと思います。
子ども名義の銀行口座を1つ開設したいという方は、楽天銀行も検討してみてはいかがでしょうか。