1人目が緊急帝王切開での出産だったので、2人目は予定して帝王切開での出産になりました。
事前に37週5日で帝王切開の手術の日を決め、出産しました
手術当日の朝から入院、出産、退院までをレポしたいと思います。
生まれた息子は出産後すぐに大きな病院に搬送され、NICUで治療し元気に退院しました!
参考記事↓
【一過性多呼吸症】帝王切開で出産後に救急搬送からNICU退院まで
初産の出産レポはこちら↓
初産の出産レポ!陣痛が来てから3日かかって帝王切開で出産しました
当日の朝〜入院〜帝王切開手術までの流れ
- 前日21:00食事禁止
- 当日朝OS-1を1本飲む
- 9:00入院
着替え、検温、血圧測定、点滴(血液確保)、NSTなど、手術の準備ともう1本OS-1を飲む
- 13:30手術の準備
歩いて手術室まで向かい、心電図、血圧計、酸素飽和度モニター、酸素マスクなどを取り付け、執刀医が来るまで待つ
- 13:45麻酔を入れて帝王切開手術開始
背中から麻酔を入れて、いよいよ手術開始
- 14:10赤ちゃん誕生
- 14:40手術終了
縫合して帝王切開手術の終了
- 15:00病室に帰還
すべての処置が終わり、病室のベッドに戻る
わたしが出産した産院では、前日の夜9時以降の食事はNGで、手術当日の朝はOS-1を1本飲んでくる指示がありました。
さらに、入院してから手術までにもう1本飲む必要がありました。
入院してベッドに案内されてから、入院着に着替えて医療用弾性ストッキングを履いて、必要書類に記入します。
そのあと血圧や体温測定をし点滴の血液確保をして、NST(ノンストレステスト)をしました。
先生のスケジュールで、午前中の外来診察が終わり次第お昼頃に手術開始とのことでしたが、診察が遅れていたようで、13時半頃に手術室に案内されました。
1人目は陣痛があっての出産だったので、こんな感じで淡々と進んでいくんだ、となんだかドキドキ不思議な感じがしました
手術室までは自分で歩いて入り、手術台に上がります。
髪の毛をまとめる帽子を被ったり、心電図や血圧計、酸素飽和度モニターを装着したりして着々と準備が進んでいきます。
先生が現れて、麻酔の説明を受けてから寝たまま書類にサインしました。
ついに麻酔開始!
横向きになって、背中から麻酔を入れます。
保冷剤を当てて冷たさの感度を確認されましたが、下半身は冷たさを感じにくくなっていました。
そのあとすぐに足の感覚がなくなりました
もう1人の先生も来て、わたしの体にシートがかけられ、いよいよ手術開始です。
痛みはもちろんありません。お腹を触られている感じだけがあります。
しばらくお腹を触られているうちに「赤ちゃんお誕生です」と言われて、赤ちゃんの泣き声が聞こえました。
陣痛や生んだ感覚はなくても、生まれた瞬間はやっぱり涙が出ました
赤ちゃんが生まれたあとの処置をされているのを見ながら、わたしのお腹の処置も進みます。
赤ちゃんを触ったり写真を撮ってもらったりして、赤ちゃんが先に新生児室に行ってすぐに、帝王切開の手術も終わりました。
わたしは1人目を緊急帝王切開で出産したので、そのときの癒着がひどかったらしく、赤ちゃんが出るまでに引っ張られたり、お腹を押されたりしました。
手術中はとっても怖かったのですが、最後にきちんと先生が説明してくれました
お腹にかけられたシートが外されて、看護師さんがお腹をきれいに拭いてくれました。
麻酔のせいで自力では動けないので、看護師さんたちがパジャマを着せてくれて、ストレッチャーでベッドに戻りました。
ベッドに戻った時間が15時くらいなので、約1時間で帝王切開手術は終了しました。
すべてがあっという間の出来事でした
そのあと2〜3時間の間は、酸素マスクを装着したまま、点滴をしてベッドに横になったままです。
血圧計、酸素飽和度モニターと、足には血栓予防のマッサージ器が取り付けられています。
だんだん麻酔が切れてくると、まずは膝上から動かせるようになりました。
最後に足首から足先が動くようになると、おなかの傷口の痛みも出てきましたが、産院の方針で痛み止めの点滴を数時間おきに入れてくれました。
それでも痛みはありました!
酸素マスクが外れ、夜になると水分を口から飲むことができました。
夜中に強い痛み止めの点滴を入れてもらい、朝までぐっすり眠ることができました。
帝王切開手術後の経過と退院までの流れ
- 帝王切開手術翌朝食事開始
朝食から食事開始
- 午前中尿道カテーテルを取ってトイレまで歩いていく
- 夜点滴が抜ける
- 帝王切開手術後2日目シャワーを浴びる
- 帝王切開手術後4日目退院
※通常の帝王切開は手術後5日目に退院
帝王切開手術の翌朝から食事が始まりました。
点滴で痛み止めを入れていたため、食事がとれないというほどの痛みはありません
点滴での痛み止めと一緒に、ロキソニンを服用し始めました。
そして朝食後には血圧計、心電図、酸素飽和度モニターが外れました。
さらに午前中の間にベッドから立ち上がり、看護師さんと一緒に点滴スタンドを支えにして歩きます。
しっかり歩けることを確認したら、尿道カテーテルが取られました。
当たり前ですが、それ以降はトイレまで歩いていかなければいけません!
最初のうちは尿意を感じづらかったので、意識して水分をとるようにして数時間おきにトイレにいきました。
夜には最後の痛み止めの点滴が終わり、点滴が外れました。
帝王切開手術後2日目からは、シャワーを浴びられるようになりました。
3日ぶりのシャワーは最高です!
傷口の痛みはありますが、ロキソニンとカロナールという痛み止めの飲み薬を交互に服用して耐えます。
この日から、点滴スタンドが無くても歩けるようになりました
また、通常であれば母子同室が始まりますが、わたしは赤ちゃんが出産後に緊急搬送されていなかったので、1人時間を過ごしました。
傷口の痛みは日に日に良くなっていきますが、まだまだまっすぐ立てずに前かがみになってしまいます。
手術後5日目で退院の予定でしたが、わたしの場合は赤ちゃんが他の病院にいるということで、4日目で退院しました。
一人目を帝王切開で出産したあとは、産後3週間くらいはロキソニンを服用していましたが、今回の手術後は産後8日ほどで薬を飲む必要がないくらいの痛みになりました。
帝王切開での入院前に準備してよかったこと・もの
今回の出産は帝王切開手術とわかっていたので、事前にいろんなことを準備しました。
帝王切開手術の前に、準備しておいてよかったと思うことやものを紹介します
万全の体調
帝王切開手術は医療行為なので、発熱があると手術が行なえないそうです。
また、帝王切開後に咳やくしゃみをすると、傷口に激痛が走ります。
鼻をかんだり、笑うのも痛いです
帝王切開手術の前は、体調管理をしっかり行い万全の体調で臨みましょう。
限度額適用認定証の取得
帝王切開は医療行為にあたるので、保険適用対象になるため高額療養費制度の給付対象にもなります。
高額療養費とは、同一月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、
全国健康保険協会公式HP
一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、「限度額適用認定証」を提示する方法が便利です。
帝王切開での出産ということが決まっていれば、「限度額適用認定証」を事前に受け取っておくと、窓口での支払いが限度額までになります。
限度額適用認定証は、会社員の方は会社の総務課、国保の方はお住まいの市区町村役場の窓口で申請することができます。
わたしは国保なので、市役所の窓口で申請しました。マイナンバーカードを提示し、すぐに発行してもらえました。
限度額適用認定証は、被保険者の収入などによって異なるので、担当窓口で確認してみましょう。
保険請求に必要な書類
わたしが加入している医療保険では、帝王切開手術でも保険金が受け取れました。
オンラインで保険金請求ができる保険もありますが、医師の診断書などが必要な場合もあります。
任意保険に加入している場合は、事前に保障内容や必要書類を確認して、医療機関に記入してもらう書類は入院中に記入してもらいましょう。
また、出産手当金支給申請書類も産院で記入してもらうところがあるので、あわせて記入してもらいましょう。
わたしは1人目妊活中に突然不安になり、医療保険に加入しました。
結果、緊急帝王切開での出産となり、長引いた入院費も保険金を受け取れたおかげでだいぶ助かりました。
妊娠中でも加入できる保険もあるので、心配なことがあれば保険のプロに相談してみることをおすすめします。
帝王切開手術後にあると便利なもの
帝王切開の手術後は、なるべく体への負担を減らすために、ベッド周りを快適な空間にすることも大切です。
手術後にあってよかったものを紹介します
ストローキャップ
手術後に水分補給ができるようになっても、最初はベッドから起き上がることはできませんでした。
手術前にペットボトルにストローキャップを取り付けて用意しておくと、ベッドに寝たままでも水分をとることができました。
汗拭きシート
帝王切開の手術後は、点滴が外れるまではシャワーを浴びることができませんでした。
手術後はフットマッサージがついていたり、電気毛布をかけていたりして汗をたくさんかいていたので、汗拭きシートがとても役立ちました。
S字フック
傷口が痛みあまり動きたくなかったので、ベッドの周りに充電器や入浴セットをぶら下げるためのS字フックを取り付けました。
必要なものをコンパクトにまとめられて、とても便利でした。
「予定帝王切開の出産レポ!事前に準備してよかったことも紹介します」まとめ
- 帝王切開の入院準備は、出産する病院の指示に従おう
- 手術後の痛みは人それぞれ(1人目は3週間以上、2人目は8日ほどで落ち着いた)
- 帝王切開での出産が決まっている場合は、できる準備は事前にしておくのがおすすめ
帝王切開での出産が決まっていると、陣痛の痛みはないけど手術後の傷口の痛みが心配な人も多いと思います。
入院中に痛みが酷い場合は、無理せずに看護師さんに相談しましょう。
痛みがあってもすぐに赤ちゃんのお世話が始まるので、無理は禁物です
お産は人それぞれなので、みなさまのお産が後悔のないものになりますように!
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